6.デスクワークと腰痛
第6章:デスクワークと腰痛
デスクワークをされている方で、慢性的な腰痛を持った方は多いはずです。
なぜなら、立っている時より、座っている時の方が、腰の椎間板(髄核)に圧力が多くかかるためです。
デスクワークでの腰痛の一番の原因は、イスの座り方にあります。
良い姿勢、カラダに負担がかからない姿勢で仕事をするのが理想的ですが、長時間となると、そうはいかないものです。
イスにもたれ掛り、楽な姿勢をする事で、腰椎部の椎間板内にある髄核が後方移動、腰背面の筋肉が常時引っ張られ、短縮性を失い、痛みとして出ます。
では、イスの座り方で気をつけることは・・・
- ・背もたれに背骨を真っすぐにつけて、背骨のS字湾曲をしっかり保つために膝を腰よりも高くすること。座る際、足の下に分厚い本などを使うと良い。
- ・アゴを前に突き出さないこと。 (パソコン仕事の方は注意)
- ・坐骨を立てて座ること。(坐骨とは、イスに座る際に当たるお尻の骨)
- ・同じ姿勢で長時間座っていないこと。
以上の事に気を配り、座る際良い姿勢を保ちましょう。