・副交感神経の働き
副交感神経の働き
副交感神経は、休む・眠る・くつろぐ・内臓が動いているとき・安心感・などリラックス時に働いています。主に、体を修復することが仕事です。
体は見た目には動いていない時にも、体内では常に働きがあります。
そのため、修復しないといけない部分が出てくる場合、副交感神経が働いている時にしか大きな修復はできません。
病気になったとき、寝ると一番治りが早いのはこのためです。
眠っている間に修復してくれているということですね。
つまり、あなたが眠らないと副交感神経も大きな働きをしてくれないということです。
時間的には暗くなってくる夕方くらいから少しずつ活発(副交感神経が活発、すなわち心身はリラックスができている状態で修復に入ろうとする)になってきて、深夜あなたが眠っているときに働きがピークとなります。
太陽が昇るとともに、少しずつ働かなくなり、昼にはあまり働いていません。 朝起き、夜に眠くなるのは昼に交感神経が、夜にこの副交感神経が働くからです。
副交感神経の働きは内臓を動かしたり、血管を拡張して、体の隅々に血液が送れるようにします。
血液によって運ばれるものは、栄養素や酸素だけではなく、実は体温も運んでいます。
眠たくなると、手足が温かくなるのはこのためです。
眠たい⇒副交感神経が働き⇒手足の毛細血管の拡張が起こる⇒手足の先まで体温が運ばれる。
冷え性がひどく眠れない人は、手足が冷たいがために、副交感神経が働きにくくなるからです。
このような方は、寝る前に洗面器などにお湯をはり、手足を温めてから布団に入ると寝やすくなります。
手足を温める⇒手足の毛細血管の拡張が起こる⇒副交感神経が働いてくる⇒眠たくなる。
昼食後に眠くなるのも、食事を取ることにより胃に食べ物が入ってくるため、副交感神経が働き、胃や腸などの内臓を動かし始めます。
すると副交感神経の働きでつい眠気を感じてしまうのです。