5.椎間板ヘルニア
第5章:椎間板ヘルニア
椎間板という言葉を聞くと、真っ先に浮かぶのが、椎間板ヘルニアでは、ないでしょうか?そもそも、この椎間板とっても大事な役割をしています。
背骨を曲げたり、伸ばしたりと自由に動かす事が出来るのも、この椎間板がおかげであるとも言えます。
要は、骨と骨の間のクッションの役目をしています。
椎間板の中は、髄核(ずいかく)というゼラチン状の液体が詰まっていて、そのまわりには、繊維上の軟骨組織が重なって出来ています。
この椎間板、成人を越えた頃から徐々に衰えてきます。
これは、防ぎようない事ですので、悪い姿勢、背骨に過度なストレスなど、かからないようにする事が大事。
椎間板に負担がかかる事を続けていると、繊維輪(せんいりん)にヒビが入り、髄核が脊髄神経にあたり、激しい痛みを生じます。
椎間板ヘルニアは、そうそう突然起こるものでもないため、症状が軽い腰痛のうちに治療するのがもっとも良いことです。
この状態が、椎間板ヘルニアです、(ちなみに、ヘルニアとは、飛び出す、脱出するという意味です。